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今年も終わりになって、ある意味すごい事が起きました。ねこの手がスタートする何年か前ですから10年近く前でしょうか。夏が終わり糠床の表面に厚めに塩を敷き詰めました。翌年の夏には糠漬けを再開するつもりが忙しかったのか、食べる人がいなかったからか、面倒に思ったのか(多分これでしょう)、それっきり。時々存在を思い出すことはあっても、中を見るのが怖いのでほっておこうと。で、先日久しぶりに床下収納庫を掃除しようとして見つけてしまいました。かめのまま棄てようと思いましたが、中を見ないようにして中味だけ棄てようと思い立ち、結局怖い物見たさから、ちょっとふたをとり(ふたは例によって割れて二分されています)ちょっとラップをはずして・・その段階でわかりました。生きている!とても良い匂いから糠床は生きているとわかりました。感激です。全く面倒を見てもらわなくても10年近くちゃんと生きていてくれたことに感激です。「醗酵道」を読む前からSさんが醗酵の不思議さにはまっていると言っていました。今回の件で彼女の気持ちがわかる気がしています。塩を大目に入れていたせいで表面の糠を棄てても、まだ塩辛さが強いので塩抜きをして食べていますが、十分糠漬けです。これから新しい糠を継ぎ足せば正月には塩抜きをしなくてもおいしい糠漬けが食べられそうです。さすがの私もこうなると糠床を大切にせねばという気持ちになっています。
おかげさまで行き当たりばったりでも良い人生がおくれています。来年もこの線でいけますように。
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